この前正月やったのに、
月日の流れは本当に早いものです!
4月にはどの職場でも新人さんが入ってきたり等、
環境がガラッと変わると思いますので、
今から少しずつ準備していきたいものですね。
本日は 『上腕骨の大結節を3つに分けて考えよう!』 です。
3年ほど前に参加した講習会で、講師の先生が
「 骨を眺めているといろいろなことがわかって面白い! 」
とおっしゃっていたいのが印象に残っています。
その意味が分かりやすい一例が大結節の形だと思います。
上腕骨近位端に、
「大結節」「小結節」「結節間溝」があるのは学校で習いました。
臨床上も非常に重要なランドマークですね。
みなさんはちゃんとこの3つを触診できますか?
恥ずかしながら未だに私は自信ありません><
パッと触った烏口突起を小結節と間違いたり・・・
かなり集中力が必要ですね!
本当に 「分かる」 と 「できる」 の違いは大きい!
触診の本を見ると、
まずは烏口突起の先端を探し、同じ高さにあるのをイメージする。
肘を45度曲げて上腕二頭筋を触知して、そこから近位へと追っていく。
結節間溝を見つけたらその前後の結節を見つける。
とされています。
ここまででも簡単そうで難しい。
ただ今日の本題は 大結節を3つにわけること です。
大結節を3つに分ける理由は
上面 superior facet : 棘上筋の停止
中面 middle facet : 棘下筋の停止
下面 inferior facet : 小円筋の停止
と 付着する筋肉が違うから! です。
学校では全ての筋の停止が大結節とならいませんでしたか?
確かに間違いではないのですが、
理学療法の質を上げるためにはこの3つは細分化しておく必要があります!
実際に骨を眺めるとちゃんと3つに分けられそうで、
隆起している向きも全く異なってますね。
ぜひこの違いを知っておいて触診技術を向上させましょう☆
触診の向上はそのまま治療技術の向上につながるはずです!
また正確な圧痛所見は問題点を明確化します!
研鑽研鑽!