前回までは 『血液ガスデータ』 について書きました。

数式が出てきたり、化学反応が出てきたりと

非常にとっつきにくいところではありますが

理解できるとすごい自信につながるところなので負けないで頑張りましょう☆

ただ今から勉強しようと思っている方は

必ず今日の記事を先に全部読んでから、

その方が理解が深まると思います!



本日は 昨日も少し書きましたが、

私がこの半年で一番、「目から鱗が落ちた点」 について書きたいと思います。


私は理系人間なので論理とか科学的根拠とか大好きなんですが、

一方で漠然とした 「イメージ」 が非常に大事だと思っています!


運動器疾患の理学療法は比較的イメージが沸きやすいので

新人さん含め何となく興味を持ちやすい印象があります。


一方で呼吸理学療法のイメージって皆さんはどのようなものをお持ちですか?

私は呼吸理学療法と聞くと、

「早期離床」 「呼吸介助手技」 「ポジショニング」

「バケツのとって様とかポンプ様の動き」

「肺痰」 「無気肺」 「肺炎」 「人工呼吸器」 「聴診」

とかいう言葉がパッと浮かんできます。

呼吸療法認定士の資格をとるため、ある程度勉強もしました。

なので呼吸理学療法のイメージが全くないわけではありませんでした。


ですが今一つ呼吸理学療法というものが捉えられていませんでした。

今考えるとその理由は

呼吸介助等で胸郭をいじったら何が良くなるか

無気肺ってほんまに治せるのか

等々、

呼吸理学療法の治療目標や具体的な効果

が明確になっていなかったからだと思います。

胸郭を触りながら実際に肺がどうなっているのかというイメージ

沸きにくかったんですね。

訳も分からず呼吸介助したりしてました ><


それを変えてくれたのが、

ある理学療法士の先生が無気肺を一回の理学療法で

治療した動画を見たことでした。

この無気肺が治るといいますか、

「肺が広がる」 っていうイメージが皆様にはありますか?

このイメージを持つことが呼吸理学療法を始める一番最初にやるべきことだと

今はすごく思います。

というか学校でここをまず教えて欲しかった!!!

胸郭の介助方法とか、聴診の仕方とか、そんなものは後から。

解剖学で気管の分岐とか、排痰ポジションとか、気管支体操とか・・・

そんなんもあと!あと!


↓↓ まずはこのイメージを!!! ↓↓



これは動物の肺に空気を入れて実際に膨らませているところです。

虚脱してどす黒い肺が次第にきれいな肌色になってます。


肺は風船で理解するように説明されることが多々ありますが、

あの風船イメージは非常に中途半端だと思います。

実際の肺の動きをイメージする!!

呼吸理学療法を理解するための第1歩は

この動画イメージを持つことだと私個人的には思います。


しつこいですが非常に重要だと思いますので似たような動画をもう一つ。

1分30秒ぐらいの動きは肺胞が広がるイメージを持つのにピッタリです!




少しでも皆様の呼吸理学療法の理解が深まればと思います!

またぜひ新人さんにこの動画を見せてあげて下さいね。


☆ 読んで頂きありがとうございました!

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