理学療法士 (PT) だって 人間だもん

脊椎圧迫骨折のリハビリエビデンスや理学療法の臨床で思う治療のワンポイント、理学療法士として身に着けておくべきメンタル等、理学療法士としての思いを形に。 

「PTだって人間だもん」のブログへようこそ!

職場という閉鎖された空間だけでなく、

よりたくさんの方と意見交換できたら幸いです☆
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実際に動脈血液ガスのデータを見てみよう

本日はあいにくの天気ですが、

いつの間にか梅雨も終わろうとしてますね。

外では紫陽花の花がきれいに咲いて

雨もたまにならいいものだなぁと感じさせてくれます。

6月ももう終わり・・・時間が過ぎるのは本当に早いです。

最近は いろんなことで充実した日々(決して忙しいとは書かない・・・)

を送らせてもらって、時間がいくらあっても足りません。

周りの人に聞いてもみんな 「時間が欲しい」 と口々に言っています。


ただ世界で活躍している人も1日は同じ24時間なので

結局時間がないと言うのは、自己意識・管理の問題なんでしょうね。


「時間」に関して最近の出来事。

この前テレビを見ていると外人さんが、

「日本人は開始の時間は厳しく守るのに、終了の時間は全く守らない」

と言っていました。

何気ない一言ですが、私は思わずハッとさせられました。

「今まで全く意識しなかったけど確かに!!!!」 と。

いきなりは難しいかもしれませんが、

始業時間を守るのと同じように 終業時間を守ってみてはいかがでしょうか?



少し前置きが長くなってしまいましたが、

血液ガスは、

① 肺胞換気 (換気障害)

② 酸素化 (酸素化障害)

③ 酸素運搬機能

の3つの生理学的プロセスについて有用な情報を提供してくれるということで

理学療法士が理解しておいた方が良いことについて少しずつ書いています。


前回は 「pH」 について

・ ヒトの血液は若干アルカリ性で厳密にコントロールされていること

・ 主に 「肺」 と 「腎臓」 でコントロールされていること

を書きました。


今回は実際のデータを見てどう読むか。

ステップは3段階・・・

ステップ1: pHから酸性側かアルカリ性側かをみる。

ステップ2: pH、PaCO2、HCO3- の関係を読む。

ステップ3: 代償しているかどうかを知る。


あまり難しく考えず!(私も深く理解しているとは言えませんので・・・)

とりあえず下図を見てみて下さい。

血液ガスの見方


pH PaCO2 HCO3- の正常値を並べて記載しただけです。

まずはステップ1

「pHから酸性側かアルカリ性側かをみる」 です。

以下に3つの例を示しました。

pHの値がどこにあるかを矢印で示してあります。
血液ガスの見方 pH

特に難しくありませんよね!

正常値を覚えておいて、値がどこにあるかだけです。

唯一ややこしいのが言葉の定義・・・

「アシデミア」 「アルカレミア」 はともに

「血液の状態」を示していますが、

「アシドーシス」と「アルカローシス」は、

「血液が酸性、或いはアルカリ性になるような病態・変化」

を示しています。

・・・一回で理解しようとせず、初めて勉強するときは聞き流して下さい。


次はステップ2 「pH、PaCO2、HCO3- の関係を読む」 です。

これも難しく考えず!

とにかくデータを図に入れ込むだけです!

血液ガスの見方 -実際


先ほど入れたようにpH値を矢印で示し、

その後 「PaCO2」 と 「HCO3-」 の値を点で示します。

そして同じゾーンにあるものによって

アシデミア や アルカレミア が引き起こされていると考えます。


例えば一番上の例では、

pHが 7.30 と 酸性側にあるので 「アシデミア」 の状態。

そして PaCO2が酸性側 HCO3-がアルカリ性側にあります。

解釈としては

pHと同じ側にあるもの PaCO2 が原因でアシデミアになっていると考えます。

PaCO2は肺(=呼吸)でコントロールされていますので

呼吸性アシドーシス と呼びます。


同じような考え方で2つ目の例を見てみると、

pH と PaCO2 がアルカリ性側、 HCO3- が酸性側にありますので

PaCO2 が原因でアルカレミアになっていると考えます。

これを 呼吸性アルカローシス と呼びます。


3つ目・4つ目の例を見ますと

今度は HCO3- と同じ側に pH の値がきています。

つまり HCO3- が原因で アシデミア や アルカレミア の状態に

なっていると考えます。

HCO3- は腎臓でコントロールされており

言い換えると 「代謝」 によってコントロールされているということです。

つまり、

3つ目の例は 代謝性アシドーシス 

4つ目の例は 代謝性アルカローシス

と呼びます。


アシドーシスとかアルカローシスとかいう言葉だけ聞くと

ちょっと抵抗を覚えてしまいますが、

こうやって順を追って見ていくことで

数値から 呼吸性・代謝性 アシドーシス・アルカローシス を

判断することができるようになるのではないでしょうか?


ちょっと今日は長くなりましたので

ステップ3: 代償しているかどうかを知る。

は次回にしたいと思います。

実際 患者さんのデータを上の図に当てはめてみて下さいね。

「わかる」 を 「できる」 に!

血液ガスのアセスメント ヒトにとってのpHって何?

血液ガスは、

① 肺胞換気 (換気障害)

② 酸素化 (酸素化障害)

③ 酸素運搬機能

の3つの生理学的プロセスについて有用な情報を提供してくれるということで

理学療法士が理解しておいた方が良いことについて少しずつ書いています。


前回は

・人間にはATPを作ることが必要だということ、

・そのために呼吸して外界から体内に酸素を取り入れているということ

を確認しました。


今回は 「pH」 について書きたいと思います。

昔、理科の授業で習ったものですが覚えていますか?

リトマス紙を使って

この水は 「酸性」 だ 「アルカリ性」 だとやってたやつです。

具体的には水素イオン(H+)の濃度を示す指数です。


通常は pH 7 が中性で、

それより小さくなると酸性 大きくなるとアルカリ性でしたね。

純粋な水は pH 7 です。


では人間の血液は酸性なのでしょうか? アルカリ性なのでしょうか?

血液の正常値は 7.35 ≦ pH ≦ 7.45 です!

つまり若干アルカリ性です。

そして 人間が生存できるpH値 は 6.8 ≦ pH ≦ 7.8 です!

この値から外れると人間は生きていくことができません!

ph
               ( こちら より)



ここで大事なのが血液のpH値は非常に繊細に調整されているということです!!

体の中ではいろんな酸が作られたりしますが、

必ず均衡を保つような仕組みができています。


ではどうやって体がpHの均衡を保っているのかというと、この式が出てきます。

Henderson-Hasselbalchの式

なんかややこしい記号が出てきてしんどいですが、

ここで大事なのが 「二つの値が決まればpHは決まる」 ということで、

その二つの値をコントロールしているのが 『 肺 』 と 『 腎臓 』 だ!

ということです。


これだけ分かると、

動脈血ガスデータを見たら

呼吸性アシドーシスだとか、腎臓が代償しているね、

という話が分かるようになります。

次回はここら辺の話を書きたいと思います。

血液ガスのアセスメント まずはATP産生について

血液ガスは、

① 肺胞換気 (換気障害)

② 酸素化 (酸素化障害)

③ 酸素運搬機能

の3つの生理学的プロセスについて有用な情報を提供してくれるということで

理学療法士が理解しておいた方が良いことについて少しずつ書いています。


まずは導入...

人間は細胞レベルで見れば60兆個の細胞からできています。

その細胞一つ一つが活動しています。

(60兆個の活動が体にあるって本当に神秘的ですね!

 昔、聖闘士星矢って漫画が好きだったんですが コスモ が燃える感じですね笑)

細胞それぞれにいろいろな役割があると思うのですが、

その役割を果たすためには 『エネルギー』 が必要です。

じゃあそのエネルギーはどっからやってくるのでしょうか?


それは細胞一つ一つが自分らで作りだすんですね。

その作り出したエネルギーのことを 『 ATP 』 といいます。

学校の授業で嫌というほど聞きましたね。

「アデノシン三リン酸」 というやつです!

じゃあこのエネルギーである 「ATP」 を作るためには何が必要なのでしょうか?


それは 「 酸素 」 と 「 ブドウ糖 」 です!

動物は 酸素 と ブドウ糖 から ATP を作り出します!

そこで出てくる式が、

C6H12O6(ブドウ糖)+6O2(酸素)→6CO2(二酸化炭素)+6H2O(水)+38ATP

ですね。

この式はもちろん理解する必要があるのですが、

数字や式にアレルギーをお持ちの方はキッパリあきらめて

酸素とブドウ糖からエネルギーが作られるということだけ覚えていて下さい!

(ただ呼吸関連のことを理解するのに

 最低限の式や数字の理解は必要かと思いますので

 少しずつアレルギーを治していってくださいね)


酸素とブドウ糖 から エネルギー を作って細胞は活動している。

つまり人間が生きているということです。

じゃあその 「酸素」 と 「ブドウ糖」 はどこからやってくるのでしょうか?

正確には どうやって細胞まで届けてくれるのでしょうか??


そこで出てくるのが 「呼吸」 と 「消化」 ということですね。

「呼吸」

空気中にある酸素を肺が血液中に取り込んでくれます。

「消化」

口から食べたものを体が使えるように分解してくれます。


そして吸収された酸素やブドウ糖は血液の流れに乗って細胞に届けられます!

一連のことをまとめると以下の図のような感じです。

atpを作り出す


当たり前のことですが人間はおいしい空気を吸って、おいしいものを食べて

そこからエネルギーを作り出して生きているんですね。


一連の関係性を再確認できましたでしょうか?

まずは人間にはATPを作ることが必要だということ、

そのために呼吸が大きく関与していることを理解してくださいね。

また以前書いた記事ですが非常に重要なので

一緒に理解してください ↓↓

ワッサーマンの歯車から理学療法を捉えよう

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