理学療法士 (PT) だって 人間だもん

脊椎圧迫骨折のリハビリエビデンスや理学療法の臨床で思う治療のワンポイント、理学療法士として身に着けておくべきメンタル等、理学療法士としての思いを形に。 

「PTだって人間だもん」のブログへようこそ!

職場という閉鎖された空間だけでなく、

よりたくさんの方と意見交換できたら幸いです☆
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悪魔の証明 

あっという間に2月になりましたね。

月日が経つのがものすごい早い・・・

『 忙しい 』 = 『 充実している 』

本当に幸せなことです。

皆様は充実してますか??


この前ニュースを見ていたら

安倍首相と岡田代表の討論の中で 『 悪魔の証明 』 という

言葉が出てきて少し面白かったので

今日は 『 悪魔の証明 』 について少し書きたいと思います。


私、最近、理学療法をしながら 科学的 ってなんだろうとふと思うことが多くて。

科学的な理学療法とか、Evidence based Physical Therapyとか・・・

もちろん Evidence を追求する姿勢は確実に必要だと思います。

学問として積み上げるためには多過ぎるから無理と諦めるのではなく、

ひとつずつ確認していく。

この作業は間違いなく必要です。


「科学 science」 の定義を見てみると

一定の目的・方法のもとに種々の事象を研究する認識活動。

また、その成果としての体系的知識。


一定の目的って何? あわよくば研究する人にとって都合の良い解釈?

有意水準5%・・・100人に5人・・・

理学療法士10万人の内、5000人が違うということは無視する?笑

・・・これはちょっと屁理屈というか

ケチつけているだけになってしまうので置いておいて。


『事象』 を研究することと書かれているが、

理学療法においてこの事象自体があいまいな部分が多過ぎるような気がする。


セラピストAは 患者さんの関節可動域が制限されていると言う。

セラピストBは 制限されていないと言う。

角度計を当てて測ってセラピストBはほらっ〇〇度あるやんと。

しかしセラピストAは左右の同じ部分を並べて明らかに違っていると言う。

評価の曖昧性については以前も書いたが、

⇒ 理学療法評価の難しさ

見た目で左右差があるように見えているが本当に左右差があるのか、

また角度計で測った角度が本当にあっているのか、

つまり 「実際に左右差がある・ない」 という

事象自体があるのかないのか」 ということ自体がセラピスト間で異なってしまう。

つまり事象自体があることを証明していかないといけないのだが、

理学療法分野ではこの事象自体が存在するのかしないのか

まだまだ分かってないことが多過ぎるような気がする。


ここでようやく 『 悪魔の証明 』 についての話になるのだが、

悪魔の証明とは、リンク先の定義を見てみると


(以下、ここから引用) ---------------------------

「起きないこと」や「存在しないこと」を証明することは困難です。

なぜなら、「ある(存在する、起きる)」ことを証明するためには

一例を挙げれば良いだけなのですが、

「ない(存在しない、起きない)」ことを証明するためには、

世の中の森羅万象を調べ尽くさなければならず、それは不可能に近いからです。

ゆえに、議論の一般的ルールとして、

「ある」と主張した者が、

それを先に証明しなければならないという暗黙の了解があります。

「あなたが先に『ない』ことを証明せよ、さもなくば『ある』のだ」と主張する詭弁を

「悪魔の証明」と呼びます。

---------------------------------------

だそうです。

この論理でいくと先の話題では

セラピストAが 「関節可動域制限がある」 ということを証明しないといけない。

同時にセラピストBは安易に 「関節可動域がない」 と言ってしまってはいけない。

関節可動域制限があるということを皆さんはどうしますか?

視診で左右差があると言いますか?

角度計を当てて左右差があると言いますか?

・・・どっちも確実とは言えないような・・・というのが私の本音です。


やっぱり理学療法って難しい!

と思ってしまいますが皆さんはいかがでしょうか?

難しいことほど面白いっておもってしまうのは

ちょっと変わっているのでしょうか!?


また明日の臨床から

「あることをある」 という証明を続けていきたいなと思います。

皆さんも他のセラピストと議論する際には

悪魔の証明にならないように気を付けてくださいね☆

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします☆


年末・年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?

また2015年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?


私は2015年はかなり動きのあった年でした。

自分の働く環境が変わり、生活圏も変わりました。

去年のちょうど今頃は変化することに対し

恐怖もあり、また楽しみでもありました。


先日のあるテレビ番組で、

古市憲寿(ふるいちのりとし)さんが紹介していたニュースを

少し紹介します。

チャレンジしない20台

「NewsWeek」より引用。世界一「チャレンジしない」日本の20代。


このアンケート調査結果によれば

日本の20代が一番、冒険志向の低さを示しているそうだ。


皆さんはこのことを聞いてどう思うだろうか?


私はまあ妥当な結果かなという印象。

日本人がチャレンジ精神旺盛という印象はない。

公務員になりたいというよく分からない夢が

上位になることからも明らかである。


だからと言って悲観ばかりする必要はないと思う。

というのも 『向上心』 がないかといえばそんなこともないと思う。

日本人は 「堅実に」 自分の道を進める。

そして少しずつ出す 『一歩』 が次の 『一歩』 を進める。


私は みんながみんなクリエイティブ思考になる方が

よっぽどおかしなことだと思っている。

会議とかでみんながみんな自由な発想を話していたら

まとまるものがまとまらない。

訳の分からない「個性の強調」がいまだに

蔓延しているように感じられるが

当たり前に存在している各人の「個性」の中に

いかに「類似点」と「相違点」が存在するかを考えるのが

「社会」だと思っている。


ちょっと話題がずれてしまったが、

新年あるいは新年度から

環境が変わる人、変えようと思っているひとは

たくさんいると思います。


「変化」 することは怖いけど

毎日が「分かれ道」の連続です。

「選択」の連続です。

「自分」という日々変わり続けるものを感じながら

「情報」というある意味不変な物の中に

自分なりの「マイルストーン」をしっかり置いて

自分の今立っている足元を

鳥観図的に見極めて

誰よりも大切な「自分」の中の情熱に耳を研ぎ澄ませて

「今この瞬間」を有意義なものにして下さい!


明日は突然やってくるものではありません。

今があるから明日がある。

本年も一歩一歩を大切なものにして

よりよい日々を過ごしましょう☆


Take action! More active!

Today is the first day of the rest of your life!

重ね重ねになりますが

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとってより良い一年になりますように☆

目の前の患者さんは痰を喀出できる?

師走もすっかり中旬に入り寒さも厳しくなるかと思いましたが,

今年は暖かい日が多いような感じがします.

でも今から寒くなるんでしょうね.

年の瀬は忘年会やらクリスマスやら

いろいろとイベントがあって生活リズムが狂いやすいです.

手洗い・うがいをしっかりして体調に気をつけて下さいね!



前回は 「ラトリング」 について書きました.

前胸部にラトリングを感じるということは

中枢気道まで痰が移動してきていることが推測され,

咳嗽,呼吸介助手技や気管吸引をすることで痰が排出できるということでした.

⇒ 手掌振動(ラトリング)


では目の前の患者さんが前胸部にラトリングを認めた場合,

その患者さんが自分で出せるかどうかはどうやって判断したらよいのでしょうか?


もちろん実際に咳嗽をしてもらって喀出できるかを見るのが間違いないと思います.


それを数値で客観的に評価しようというのが,

随意咳嗽時の最大呼気流流量 cough peak flow; CPF

です.


〇 咳嗽力の指標 「CPF」 の計測方法

測定は非常に簡単です.

ピークフローメータというものにフェイスマスクを装着して

精一杯息を吸ってもらったところから咳をしてもらいます.

するとピークフローメータの目印が移動して数値を示しますので

それを読み取るだけです.

〇〇〇L/min と.

CPF計測方法

人工呼吸27,260-266,2010より引用)


こんな機器うちにはないわ~という方,ご安心を.

意外に安くで売ってるみたいなので

医療機器じゃなくて医療物品として

上司の方にお願いすれば一つぐらいは購入してもらえるのでは

ないでしょうか?

マスクはどこの病院にもあるでしょうから,

他部署にお願いして分けてもらうことで解決できるはずです.

ピークフローメーター[ASSESS](フルレンジ)

価格:3,024円
(2015/12/17 07:06時点)





〇 「CPF」 を測ったら

実際に数値を測ったらあとはカットオフ値が設定されていますので,

それよりも高いか低いかを見るだけです.

ただし100%ではないのであくまでも客観的評価の目安として

運用することが大切です.


「排痰能力を判別するcough peak flow」(人工呼吸27,260-266,2010)

を参照すると,

① > 240L/min : 自己排痰可能

② 100 ~ 240L/min : 自己排痰は困難を要するが気管吸引は不要

③ 100L/min > : 気管吸引が必要

に分類できるそうです.


昨今は高齢化がますます進み,

大腿骨頸部骨折の術後患者さんでも誤嚥性肺炎を引き起こしたりします.

ぜひ咳嗽力を客観的に評価するツールとして用い,

根拠ある理学療法を展開しましょう☆

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